Cent OSのNginxで403 Forbidden ラベル変更
Cent OSのNginxで新規ファイルを作成すると「403 Forbidden」でアクセスできません。
解決方法をご紹介します。ラベル変更が必要なことを知らずに、ハマりました。
環境
- Cent OS 7
- Nginx 1.16.1
403 Forbidden
test.htmlファイルを作成します。
# echo "Hello World" > test.html
403 Forbiddenの表示です。
環境によりますが、新規にファイルを作成しても、アクセスすることができないことがあります。
設定状況確認
アクセス権の確認をします。
以下のコマンドで確認できます。
# ls -ltr --context test.html
オプションの詳細は以下になります。
ラベルの確認も必要です。
- -l : 長いフォーマットで詳細を表示する。
- -t : ファイルの更新日が新しい順に表示する。
- -r : 並び順を反転させる。
- –context : 各ファイルのSELinuxセキュリティコンテキストを表示する。
結果の例です。
同じフォルダの他のファイルも確認し、差分を確認します。
-rwxr-xr-x. nginx nginx unconfined_u:object_r:user_tmp_t:s0 test.html
アクセス権変更
「-rwxr-xr-x」が期待する値になっていない場合、他のファイルを確認してアクセス権を変更します。
chmodコマンドで変更できます。
# chmod 755 test.html
所有者変更
「nginx nginx」が期待する値になっていない場合、他のファイルを確認して所有権を変更します。
chownコマンドで変更できます。
# chown nginx.nginx test.html
ラベル変更
「unconfined_u:object_r:user_tmp_t:s0」が期待する値になっていない場合、他のファイルを確認してラベルを変更します。
chconコマンドで変更できます。
# chcon unconfined_u:object_r:user_tmp_t:s0 test.html
終わりに
ラベル変更が必要な点が抜けやすいのではないでしょうか?
もし、403 Forbiddenでお困りの方は、一度試してみると良いと思います。
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